地域を元気にするコーヒー屋の話
金融機関開催のセミナーに参加してきました。
セミナーの内容は、ビジネスプランの計画方法や融資・支援に関する内容がメインで、知っていることもありましたが、改めてじっくり聞くと勉強になりますね。
また、起業体験談を話される講演もあり、その話の中で面白い試みをされていたので、ちょっと紹介します。
倉敷美観地区に自家焙煎コーヒー専門店として活躍されている”Koba coffee”のオーナーさんの話です。
http://www.koba-coffee.com/
倉敷美観地区の店舗を借りるのは、店舗の空きがなかったり、店舗料が高かったりと、いい物件を見つけるのがなかなか難しい場所なのですが、いろいろと人脈を広げていたおかげで、今の店舗物件を借りることができたそうです。
やはり人脈って大切にしないといけないなと思いながら聞いていると、どうやら、その人脈というのが消防団の方だったらしく、急に親近感湧いてきました(笑)
私も消防団に所属していますから、身に染みて経験しているのですが、消防団ってかなり大変なんですよ。消防団と言うと、集まって飲んでいるだけという悪い印象しか言われませんが、そんなのは昔の話です。24時間365日いつ発生するか分からない火災に出動できるよう、逆に飲酒は控えるように気を付けているくらいです。
すみません。話がそれました。
この”Koba coffee”のオーナーさんが試みている自店舗のフロアーの利用方法について、共感するところがあったので紹介します。
店舗は倉敷美観地区に、それほど広くないフロアーが1階、2階とあるそうです。通常であれば、1階と2階の両方にできるだけ席を設けて、多くのお客様に来ていただきたいと考えますよね。
でも、このオーナーさん、なんと2階に席を設けるどころか、多目的スペースとして無料開放されているんですね。つまり予約すればどなたでも無料で利用できるということです。最近では、ワークショップや展示など色々な利用をされているそうです。少し前には、有名な音楽家の方が、そこで音楽会を開催されたそうです。そのときは、さすがに、逆にこんな場所ででいいんですかと聞いたくらいらしいですが…。
倉敷美観地区でスペースを借りられるところをお探しの方は、”Koba coffee”に問い合わせてみてはいかがでしょうか?
なぜ、このような話をしたかと言いますと、実は、私も同じようなことを小規模多機能ホームきらりでやっていきたいと考えていたからです。もちろん、倉敷美観地区とは立地条件が違いすぎますが、私も地域の方々に向けて、利用していない部屋や場所があれば、無料で開放していきたいと考えています。
多くの方が気軽に集まっていただける、そんな場所になればいいなと思いながら、いくつか頭の中で構想しつつ、何か実現できるよう準備を進めていきます。
コメントを投稿する